ボクシングWOWOWエキサイトマッチ1992総集編 中量級②

2019年7月4日木曜日

1992年 WOWOW エキサイトマッチ 総集編

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´92.4.25
WBA世界フェザー級タイトルマッチ
〇 王者 朴 永均(韓国)11回 45秒KO ●挑戦者 松本 好二(ヨネクラ)

松本は、朴のパワー、突進を止めきれず。第2、9、11ラウンドにダウンを喫し、最後は朴のKO勝利。

浜田さん
「松本は、右フックで引っかけたり、サウスポーの利点を活かしていたんですが、後半はパワーを止めきれなかったですね」
ジョー小泉さん
「松本がもう1度朴とやって勝つには、もうちょっと右フックのパワーがいりますね」

朴はスピードもそんなに速くないし、パンチの振り方なども見映えはそんなに良くはないが、常に前進しながら、パンチをいろんな角度から出しまくる、相手に反撃の隙を与えない、典型的なコリアンファイター。松本はスマートなサウスポーだが、ブルドーザーのような朴の圧力に押し潰されてしまった。



´92.3.1
WBC世界Jライト級タイトルマッチ
〇 王者 アズマー・ネルソン(ガーナ)8回 2分20秒TKO ●挑戦者 ジェフ・フェネック(オーストラリア)

場所はオーストラリア、メルボルン。初戦は最終ラウンドにネルソンが打ち込まれ、フェネック有利と思われたが三者三様の引き分けに終わる。この試合は因縁の再戦で、フェネックは無敗での4階級制覇に挑む試合。
第1ラウンド、ネルソンのワンツーがフェネックの顔面を捕らえると、フェネックはダウン。続く第2ラウンドにもダウンを喫したフェネックは、第8ラウンド、ネルソンの力強い連打で再びダウン。立ち上がるも、ロープ際で左右フック、アッパーの連打を浴びるとレフリーストップ。

ジョー小泉さん
「この両者の初戦、再戦を観ると、ファイティング原田さんとジョニー・ファメションとの2連戦を思い出しますね。最初原田さんが明らかに勝っていたのに負けにされて、今度は地元東京でやった時には原田さんは勝てなかったですね」

フェネックは、途中のラウンドでは回転の速い連打で見せ場を作るが、地元で気負い過ぎたか、初回にネルソンのいいパンチをもらって最後までダメージを引きずった印象。ネルソンは体ががっちり筋肉質でたくましく、左右フックは威力を感じる。



´92.7.15
WBA世界Jライト級タイトルマッチ
〇 王者 ヘナロ・エルナンデス(アメリカ)12回 判定 ●挑戦者 竹田 益朗(陽光アダチ)

リーチのある長身エルナンデスはこれが2度目の防衛戦。懐が深く、オーソドックスからの左ジャブ、フック、アッパーが上手くて強い。第8ラウンドには、エルナンデスの左フックに竹田はロープ際へ後退し、腰を落としかける。エルナンデスは、この試合中に右拳を痛めていたそうだが、左だけでポイントアウト。

浜田さん
「竹田は、この試合では気持ちで負けた試合ですね」
高柳さん
「竹田は懐に飛び込んでいけませんでした」

エルナンデスの左の上手さ、強さがよく分かる試合。左だけでコンビネーションをいくつも出せる。竹田はエルナンデスの長身から、いろんな角度から多彩な左を浴びると、前に出たくてもなかなか出られなかった印象。
10戦10勝10KOの渡辺雄二が挑戦する時には、もしかしたらと期待したが。。



´92.2.22
IBF世界Jライト級王座決定戦
〇 ジョンジョン・モリナ(プエルトリコ)4回 2分56秒TKO ● ジャッキー・ガンガルーサ(南アフリカ)

モリナは元王者で、返り咲きを狙った試合。ガンガルーサは初めてウエイトを上げた試合。第4ラウンド、モリナのワンツーからの左フックがクリーンヒットし、ガンガルーサダウン。試合は続行されるがダメージあり。モリナがワンツーを続けると再びガンガルーサダウン。レフリーストップ。モリナはタイトル奪回。

ジョー小泉さん
「モリナのスピードとパワーが光った試合だったですね。ガンガルーサは南アフリカのマイケルジャクソンですよ」
浜田さん
「こうなってしまったら、どうゆう戦法をとっても(試合は)決まってますよね」

モリナは速くて強い。スタイルも前へ前へと好戦的で試合は観ていて面白い。



´92.8.22
IBF世界Jライト級タイトルマッチ
〇王者 ジョンジョン・モリナ(プエルトリコ)4回 TKO ●挑戦者 フェルナンド・カイセド(コロンビア)

カイセドは14勝全勝10KOのサウスポー。第4ラウンド、コーナーでモリナの左フック、右ストレートがヒットするとカイセドはダウン。立ち上がるカイセドを追いかけ、モリナの猛攻。勢い余ってダウン後にも数発打ち込む。モリナの勝利。

浜田さん
「ラフファイトになってしまった試合ではありましたね。モリナはカッカして自分のボクシングができなかった試合ですね」
ジョー小泉さん
「カイセドは、噛んだり唾を吐いたり、そうゆう意味でのラフファイトでしたね」

モリナは、サウスポー相手にもどんどん前進してパンチをヒット。もし、モリナが攻めるタイミングで、カウンターを思い切り合わせてくる選手とやった時にどうなるか、が気になった。

中量級③に続く



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