ボクシングWOWOWエキサイトマッチ1991総集編 ヘビー級

2019年6月14日金曜日

1991年 WOWOW エキサイトマッチ 総集編

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´91.1.11
WBO世界ヘビー級タイトルマッチ
●王者 フランチェスコ・ダミアミ(イタリア)9回 2分47秒KO 〇挑戦者 レイ・マーサー(アメリカ)

マーサーはヘビー級にしては小柄だがパンチがある。ダミアミはもう少しでホリフィールドと戦う話もあったようだが、第9ラウンドにマーサーの左アッパーがヒットするとダウン。10カウントで立てず。

マーサーはいかつい顔でパンチがある。この頃のヘビー級は、個性的な選手が多い。



´91.1.11
WBO世界ヘビー級タイトルマッチ
〇王者 レイ・マーサー(アメリカ)5回 28秒TKO ●挑戦者 トミー・モリソン(アメリカ)

ロッキー5に、トミー ”ザ・マシーン” ガン役で出演した、ホワイトホープのモリソンが序盤から優勢。左ボディー、右アッパーをヒットして、コンビネーションもスムーズ。
しかし第5ラウンド、マーサーは体を入れ替えてモリソンをコーナーに詰めると連打。モリソンはノーガードで連打をめった打ちにされるショッキングなKOシーン。

ジョー小泉さん「モリソンは新しいトレーナーになって、急激にテクニックをつけて連打が打てるようになった反面、得意の左フック一発の威力が以前よりなくなりましたね」

ボクシングの怖さがよく分かるラストシーン。マーサーのラッシュ、怖い!モリソンが心配になった。
『ロッキー5 最後のドラマ』何回も観たなぁ。


´91.7.12
ヘビー級10回戦
〇 レノックス・ルイス(イギリス)6回 1分5秒KO ● マイク・ウィーバー(アメリカ)

ルイスは、ソウルオリンピックのボクシング、スーパーヘビー級にカナダ代表で出場し金メダル。ウィーバーは肩越しにルイスの右ストレート一発もらうとダウン、ノックアウト。

ジョー小泉さん「ノックアウトシーンは素晴らしいが、それまでのプロセスが気に入らないですね。もっと左を突いて相手を崩さないと」

たしかに若いころのルイスは、右一発狙いで当たると終わるボクシング。試合を重ねるごとに完成度が高くなっていくのが面白い。のちのちポカもしてたけど。。



´91.8.9
ヘビー級10回戦
〇 リディック・ボウ(アメリカ)1回 1分48秒KO ● ブルース・セルドン(アメリカ)

セルドンはタイソンのミニチュア版と言われて期待されていたようだが、ボウのワンツーから左フックでセルドンダウン。カウント8で勢いよく立ち上がると、浜田さん「回復は早い選手ではあるんですけどね」。再びボウの左フックでダウン、カウントアウト。

ボウはソウルオリンピックのボクシング、スーパーヘビー級決勝でルイスに敗れて銀メダル。プロでルイスとの試合も期待されてたけど。。



´91.7.27
ヘビー級10回戦
● アレックス・スチュワート(アメリカ)4回 1分54秒KO 〇 マイケル・モーラー(アメリカ)

モーラーはWBOLヘビー級チャンピオンから上げてきた、スピード、テクニックのあるサウスポー。初回から打ち合いでスチュワートダウン。第2ラウンドにはモーラーも打ち込まれて危ない場面もあったが、第4ラウンドにモーラーの右アッパーで効かされるとスチュワートダウン。レフリーストップ。

ジョー小泉さん「モーラーは1度会ったことがあるが、顎が尖ってて打たれ強くはないように思いました。骨格は大きかったので、いずれヘビー級に上がってくると思っていました」
浜田さん「サウスポーの細かいテクニックを持った選手ですね」

スチュワートもパンチがあり、さすがヘビー級の面白い試合。どちらも、のちにフォアマンといい試合をする。



´91.3.19
ヘビー級12回戦
〇 マイク・タイソン(アメリカ)7回 2分22秒TKO ● ドノバン・ラドック(アメリカ)

ニックネーム ”レーザー” ラドックは必殺のスマッシュを武器に持つ強敵。タイソンの負けも予想されていた。第6ラウンドまでに2度のダウンを喫したラドックは、第7ラウンド、タイソンの連打でロープ際まで飛ばされ、リチャードスティールレフリーがストップ。このストップのタイミングが問題となり、後に再戦することに。

スティールレフリーは、チャベス対テーラー戦でも、試合終了まで残り2秒でのストップも話題になり、ストップのタイミングを考えるきっかけになった。


´91.6.29
ヘビー級12回戦
〇 マイク・タイソン(アメリカ)判定 ● ドノバン・ラドック(アメリカ)

第2、6ラウンドにタイソンの右スイング、右ストレートでラドックは計2回ダウンするが、最終ラウンドまで踏ん張る。

ジョー小泉さん
「タイソンは左フックが強いですが、右を合わせるうまさもありますね」
浜田さん
「この試合は判定であっても、誰も文句はないでしょうね」

もし、カス・ダマトがこの時もまだトレーナーとしておったら、タイソンのキャリアはまた違ったものになってたかも。。


´91.4.19
統一世界ヘビー級タイトルマッチ
〇王者 イベンダー・ホリフィールド(アメリカ)12回判定 ●挑戦者 ジョージ・フォアマン(アメリカ)

この試合のタイトルは「THE BATTLE OF AGE(世代間の戦い)」。中年の星、42才のフォアマン。統一チャンピオン29才のホリフィールド。リングサイドにはモハメド・アリ、ジョー・フレージャーなど、かつてのチャンピオン達。

フォアマンの連打でホリフィールドふらつく場面も。ホリフィールドも負けじと上下の連打をまとめる。フォアマンはクリーンヒットを何発もヒットされてふらつくも、ダウンなく最終ラウンドのゴングを聞く。

浜田さん「フォアマンは、ただ頑張っただけじゃなく、勝ちにいきましたね」。

この試合はフォアマンの戦いぶりに世界中が心を打たれた。いくつになっても、自分自身への挑戦を続けることは大切だと感じる。判定結果を聞いた瞬間の、フォアマンの笑顔も印象的。



´91.11.24
WBA・IBF世界ヘビー級タイトルマッチ
〇王者 イベンダー・ホリフィールド(アメリカ)7回 2分58秒TKO ●挑戦者 バート・クーパー(アメリカ)

クーパーは代打の代打の挑戦者。第1ラウンド、ホリフィールドのワンツーからの左ボディーでクーパーダウン。早い終了を予感させるも、第3ラウンド、ホリフィールドはクーパーの右フックを顎に受けると、よろよろとふらつく。クーパーとの距離を詰めるも、クーパーが体を入れ替えて右フックを打ち込むと、ロープにもたれかかる。レフリーのミルズ・レインは、ロープがなければダウンと判断し、カウントを数える。このラウンドをなんとか凌ぐ。そして第7ラウンド、ホリフィールドは左右のフック、アッパーをまとめると、レフリーストップ。

かなりハラハラ、最後までどちらが勝つのかわからないファイト。それにしても、ホリフィールドの体はかなりムキムキ💪



ジョー小泉さんが選んだ
BEST FIGHTER
 マイク・タイソン
BEST FIGHT
 マイク・タイソン 対 ドノバン・ラドック Ⅰ

浜田剛史さんが選んだ
BEST FIGHTER
 マイク・タイソン
BEST FIGHT
 イベンダー・ホリフィールド 対 ジョージ・フォアマン

WOWOWエキサイトマッチが選んだ
BEST FIGHTER
 マイク・タイソン
BEST FIGHT
 イベンダー・ホリフィールド 対 ジョージ・フォアマン


昔のヘビー級は、パンチのある選手、スピード・テクニックのある選手、それぞれ個性的な選手が多かったように感じる。

他の階級も久しぶりに聞く名前ばっかりで、見返すとほんまに懐かしい古き良き時代(笑)

1992年総集編に続く

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